小さな贈りもの
誕生日のプレゼント、季節の贈答品、お礼の品、そして頑張った自分へのご褒美。大切な人、身近な人に贈りたい、実は私も欲しかった・・・そんな品々をご紹介します。





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2008.05.08  旧岩崎邸庭園


様々なことが重なリ、毎年4、5月は、気忙しい季節となります。
そして、昨年、今年は特に大きな変化が伴ったため、無事やり過ごすことができるか戦々恐々といったところです。

それでも、一年で最も美しいこの季節を少しでも体感したいと思い、ちょっとした時間を見つけては訪れてみたいと思っていた場所に足を運ぶようにしています。

連休前に遡りますが、4月のとある木曜日、思いがけず、ポカッと半日程自由な時間がとれたので、台東区池之端に佇む重要文化財、旧岩崎邸庭園に行ってまいりました。

明治24年、三菱の創設者・岩崎家本邸として建てられた、日本の建築史に残る洋館です。
かの鹿鳴館を始め、神田のニコライ堂、綱町三井倶楽部、旧古河庭園等の設計でも知られる、イギリス人建築家のジョサイア・コンドルが設計しました。
 
旧岩崎邸庭園1

完成当時は、15,000坪の敷地に20棟以上の建物があったそうですが、現存するのは、上の写真の英国ジャコビアン様式の洋館と書院造りを基調にした和館、スイスの山小屋風ビリヤード場(撞球室)の3棟のみ。

この洋館は、その当時、年に1回の岩崎家の集まりや、外国人賓客を招いてのパーティ等だけに使用されたそうです。

堂々とした外観にも圧倒されますが、建物内部の意匠を凝らした造りには、ため息が漏れます。

旧岩崎邸庭園2旧岩崎邸庭園6旧岩崎邸庭園5

①ジャコビアン様式の重厚な階段。 ②1階ホールの飾り柱 ③イスラム風に装飾された客室。 天井は、シルクのペルシャ刺繍。

旧岩崎邸庭園3旧岩崎邸庭園4旧岩崎邸庭園7

④客室の大理石の暖炉。 壁は、上田尚氏によって忠実に復元された"金唐革紙"。 ⑤2階の女性用控え室。 優しいピンクの壁紙が印象的。 ⑥1階奥のサンルーム。 後から増築された部屋だそう。

旧岩崎邸庭園8旧岩崎邸庭園9
旧岩崎邸庭園10

⑦2階のイオニア式列柱が並ぶベランダから庭を見下ろす。 ⑧広大な庭に面した洋館南側。 ⑨ベランダに敷き詰められたミントン社のヴィクトリアンタイル。

そして、洋館に隣接した和館。 こちらは、大工棟梁、大河喜十郎による施工と伝えられているそうです。 完成当時は、建坪550坪という洋館を遥かにしのぐ規模を誇っていたそうですが、現存するのは当時の10分の1だとか。

旧岩崎邸庭園11

庭から眺めた和館の外観。 岩崎家の人達は、ほとんどこちらを居住空間としていたそうです。
内部には、岩崎家の"三階菱"の家紋が随所にモチーフとして取り入れられています。

旧岩崎邸庭園16旧岩崎邸庭園13旧岩崎邸庭園14

⑩洋館から和館へ続く廊下。 屋根の梁に三階菱のモチーフ。 ⑪書院造りの広間の床の間の書院組子。 これも、三階菱がモチーフ。 ⑫襖の戸引手、襖の上の欄間も、三階菱がモチーフ。

旧岩崎邸庭園15旧岩崎邸22⑭ 

⑬釘隠しも、言うまでもありませんね。 ⑭広間の床の間には、横山大観、河合玉堂の師、橋本雅邦の作と言われる富士山と四季が描かれた障壁画が。 色が落ちてしまっているのがなんとも惜しい。

そして、洋館、和館とは別棟に建つ撞球室。 洋館と地下道でつながっているという珍しい造り。

旧岩崎邸庭園17 旧岩崎邸庭園18

少し前から降り始めた小雨に、屋根も、周囲の緑もしっとりとした表情を見せてくれました。

旧岩崎邸庭園19

旧岩崎邸庭園20  撞球室の前に設えたベンチ。

旧岩崎邸庭園21

ベンチから眺めた広大な芝庭。 新緑が目に沁みます。

旧岩崎邸は、戦後、GHQに接収され、その後は最高裁判所司法研修所として使用されていました。
実は、亡父も、ここで数ヶ月間の研修を受けていたことがあったそうですが、それを母から聞いたのは、この日、ここを訪れた後のことでした。 

明治の大財閥の夢の跡・・・後世への大きな贈りもの。 戦中、戦後の大きな時代の波にさらされながらも、こうして今、私達が完成当時の華やかな姿を目の当たりにできるなんて、感慨深いことだと思いました。

日常生活を忘れて、はるか昔に想いを寄せ、タイムトラベラーになったような一時。 

歴史に興味のある方、建築を学んでいる方、リフレッシュしたい方にお薦めのスポットでした。

(旧岩崎邸庭園のパンフレットと、建物内を案内してくださるガイドさんの説明を参照させて頂きました。)

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tourienさんへ

おはようございます!
心掛ければ、それ程時間と費用をかけずに、歴史と芸術を堪能できる環境に、つい最近まで気が付きませんでした。
灯台下暗し・・・です。

亡父は、物静かな方だったので、特に仕事や研修のことはあまり聞いたことがありませんでした。
亡くなってから、母や他人を通じて知ったことが多々あります。
もっと生前に、いろいろと聞いておきたかったなぁと思うこの頃です。
2008.05.11(10:30) / URL / piyodivo / [ Edit ]

こんばんは!

やっぱり、いい環境ですよね!
この、岩崎邸は、よくTVに出ますが、半日の自由時間で、行けるのだから・・・!
羨ましいです。
又、お父様が青春時代を過ごされた所・・・特別の場所ですね(^^)
2008.05.10(23:24) / URL / tourien / [ Edit ]

薄雪草さんへ

こんばんは!

薄雪草さんと同様、岩崎家の人々も、やはり、住み慣れた日本家屋の方に愛着があったのではないでしょうか?
当時は、様々な使用人のお仕事があったそうですが(執事や料理人等)、中でも面白いのが、雨戸係の話でした。
コケコッコの泣き声と共に雨戸を開け始め、全て開けきるのに、お昼までかかったというのです。 そして、昼食後、また閉め始め、夜までに全て閉め終わるというのですから、そのころの家屋の広さに唖然とします。

その和館も、司法研修所を建てるときに大部分が取り壊されたのだそうです。 (勿体無い!)

でも、こんなに良い環境で、研修を受けていたなんて、父も幸せだなぁと思いました。
2008.05.09(22:38) / URL / piyodivo / [ Edit ]

おはようございます!

私はやはり和館のほうが好きですねー
廊下の畳
書院造り
スッキリした庭園

落ち着きますねー
やはり日本人ですねー
この縁側に座りいろいろ考えたら
名案も浮かびそうです!

お父様もここで研修を受けておられたとは....
改めて写真を見られて
感慨深くされたでしょうねー


2008.05.09(09:12) / URL / 薄雪草 / [ Edit ]

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